未道録は、
まだ道の途中にいる人間が、
途中のまま生きていることを記録する場所です。
ここに書かれているのは、
成功体験でも、回復の物語でもありません。
何かを克服した人の答えでもありません。
私はまだ、
迷いながら、揺れながら、
立ち止まりながら生きています。
それでも、
自分の気持ちをごまかして生きることだけは、
もうやめようと思いました。
未道録は、
「こうすればうまくいく」
を教える場所ではありません。
むしろ、
うまくいかないままでも、
自分の内側を見捨てずにいるための記録です。
書いているのは、
完成した私ではなく、
今日をどうにか生きている途中の私です。
もし、あなたも
まだ答えに辿り着いていないなら、
ここにある言葉は、
道しるべではなく、
隣に置かれた足跡のひとつかもしれません。
未道録は、
未完成のまま進んでいくことを、
そのまま肯定するための記録です。